一途な恋愛と、残酷な現実のアンバランスさがすごい。
破滅的な世界で、恋愛に一喜一憂する主人公がかわいらしく、またとても恐ろしく感じる。
主人公・かのんの言動や心理には、全てではないにせよ共感をおぼえるが、それはこの作品の世界感とはちぐはぐで歪に思える。(それが作者の狙いであるとも思うが)
対して片思い相手の先輩の心理が読み取れず、世界感と相まって不気味。
この巻、ヒキが強烈すぎて、続きがとても気になる。
早く次巻が読みたい。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2016年6月12日
- 本棚登録日 : 2016年6月10日
みんなの感想をみる