ダンス・ダンス・ダンス 下 (講談社文庫 む 6-12)

著者 :
  • 講談社 (1991年12月1日発売)
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本棚登録 : 1421
感想 : 68
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20140131

別れた妻だってコールセンターの女の子だって、僕は本当には求めていなかった。
そしてだんだんもう一つの世界に近づいて行った。
羊男は言った。これ以上損なわないためにも、人が感心するくらいに踊り続けろと。
君が求めて僕が繋げるのだと。

何も求めなかった主人公が、ラストではユミヨシさんを現実的に求めたことに感動した。
五反田君を失った。
村上春樹の小説は非現実的であるようだけど誰の心にも通ずることのある普遍的な心象を描いているように思う。
喪失感。
かっこう。

このシリーズの中で一番好き。最初から最後まで独特のスピード感がある。
そして私は今とてもハワイに行きたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年1月31日
読了日 : 2014年1月31日
本棚登録日 : 2014年1月13日

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