
語る人によって見方はこれほど変わるのだということが、手紙を通して伝わってきました。みんなで笑い転げたという記憶は、別の人にとっては疎外感を感じる記憶であったり、自分がとても気に病んでいたことは、相手にとってはなんてことなかったり。第三者として読んでいると、自分の持っている価値観や思い込みによって物事を判断することがいかに曖昧で、歪みが生じているかがよく分かりました。気にすることないよ♪と言った感じの本はたくさんあると思いますが、また違った角度からその思い込みを説明されたように思いました。
- レビュー投稿日
- 2014年5月7日
- 読了日
- 2014年5月7日
- 本棚登録日
- 2014年5月4日
『往復書簡』のレビューへのコメント
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