のんびりまったり、お茶でも飲みながら読みたい一冊。
科学者の詩情、風流心、そして諧謔が楽しめる。
寺田寅彦を最初に読んだときは、「科学者なのに」こんなに文学的な作品が書けるのかと感心したものだけれど、考えてみれば科学と文学って別に対立するものでもないな。この人の場合、むしろ「科学者だからこそ」の視点がよりいっそう文章に趣きを加えているように感じられる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2011年8月9日
- 読了日 : 2011年8月9日
- 本棚登録日 : 2011年8月9日
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