ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか (角川文庫)

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本棚登録 : 172
レビュー : 16
raulreaderさん 人類学   読み終わった 

「人類とはなに?人間性とは?」という、まあ言ってみればありがちなテーマに対し、世界各地に残る人類の発展の歴史を材料に、紐解いていくドキュメンタリー。
NHKがやってるだけあって、お金かかってる感がすごい。

大きく四つの章に別れていて、
1章 協力する人・アフリカからの旅立ち
2章 投げる人・グレートジャーニーの果てに
3章 耕す人・農耕革命
4章 交換する人・そしてお金が生まれた

それぞれおもしろいのだけれど、やっぱり序盤の方が日々最新の研究成果が上がっている感があって面白い。最後の「交換する人」の章は、言ってみれば貨幣経済成立までの道のり、なんだけど、ある程度聞いた事ある話ばっかりだし、贈与論とかの話を抽象的にした印象。
1章の「協力する人」は、類人猿との比較による研究手法がとても面白い。ハイコンテクストな文化はある意味、「ヒト的」とも言える。その一方、個人主義がはびこるというのは、「類人猿的」行動が増えている、とも言えるのかも。
2章の「投げる人」は極めてエンジニアリング的で興味深かった。3章、「耕す人」は農耕から始まった戦争の激化、に焦点が当たっていて、少し恐ろしいのだけれど、それもまた人間の本性ということ。

全体的にはすごく勉強になったけど、どちらかといえば、テレビ的な、入門的なお話なのかも。しかし、科学博物館に行きたくなりますね

レビュー投稿日
2016年11月4日
読了日
2016年11月4日
本棚登録日
2016年11月3日
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