フィンランドのヘルシンキが舞台。
中年女性のサチコが営む「かもめ食堂」、おにぎりが看板メニューもなかなか流行らない。
そこに一人の日本かぶれのトンミ・ヒルトネンが来て、ガッチャマンの歌詞を尋ねたところから、少し話が動く。世界地図を指差してきミドリ、ふとテレビでニュースを見てきたもののロストバッゲージに遭ったマサコ。そしてシナモンロールの匂いに釣られてやってきた近所のご婦人たち。旦那に逃げられぼろぼろに酔ったご婦人とも打ち解け、一緒にサウナに行く中に。少しずつ賑わっていくかもめ食堂。
派手な事件もなく、特に押し付けがましくもなく、異国の地で出会った個々人の人生の深堀もなく、静かに進む。おいしそうな料理を作る風景がある。
フィンランドの風景というのも、森や港、市場など、そんなにすごく映える映像ではなく、のんびりした日常。夏の時期なのか、空が明るく映される。
旦那に逃げられたご婦人と、前に同じ建屋でカフェをやっていたけど嫁子供に逃げられたご主人が集まって、みんなでおにぎりを食べるシーンが一番印象的です。
確かにおにぎりは日本のソウルフードですよね。
しかし、やっぱり異国感があって、旅行に行きたくなります、ミドリさんやマサコさんのように、あんまりいろんなことを決めず、思い切って旅行に行きたい。
フィンランドにもいつか行きたいですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画フィクション
- 感想投稿日 : 2021年3月21日
- 読了日 : 2021年3月21日
- 本棚登録日 : 2021年3月21日
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