泡をたたき割る人魚は

著者 :
  • 講談社 (2012年7月6日発売)
3.13
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本棚登録 : 167
感想 : 30

普段行かない図書館でビビビ☆借り!タイトルと表紙に一目惚れ。

幻想的で音楽で言うなら…Coccoさんが書く歌詞の世界観のような作品。恋はしない、したくない薫は美しい魚や人魚になることを夢見て…その結末は…。

文章がきれいで…わかりにくい部分はあるけど、そういう部分は読み返しました。中盤からグイグイ一気読みでした。


“落ちているのは愛情でも友情でもなく自分だ。ネックレスも指輪もいらないから、尾ビレがほしい。”=55ページ=

“「天使が通ったね」「静かだったね」”=71ページ=

“人間と魚の境目である、腰のあたりを指で撫でみんなはっきりさせたがる。境界線をたゆたうのは不幸だと、だらしないと決めつける。”=98ページ=


恋や愛、男と女、泉と海、日常と非日常、正常と異常、愛情と友情…それぞれの境目がテーマ。比喩が美しくってこれでデビュー作だとこの先が楽しみな作家さんになりそうな予感♪

ここで終わりなの?と思った。もう一度読んでみるともっと消化できるかもしれない。すごいなと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年10月10日
読了日 : 2014年10月10日
本棚登録日 : 2014年10月8日

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