発達障害に生まれて-自閉症児と母の17年 (単行本)

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本棚登録 : 113
レビュー : 13
著者 :
まっきーさん 身体・心・精神・発達・ケア   読み終わった 

早期診断と早い段階で養育を受けるといいと聞くことが多い。登場する勇くんのお母さんの決断の早さに驚いた。こんなに早い段階からの養育を受けているのに知能検査でIQが変わっていないというのが本当に衝撃的だった。お母さんも、勇くんもこんなにがんばってあれこれと習い事もしているし水泳もしているというのに…。うちの子の主治医も知能検査はそうそう何回も受けるものではない、受けたとしてもそんなに変化はないから…と言っていたのを眉唾だと思っていたけど、本当のことなんだと…と思った。

以前、講演で『障害のある子の「親なきあと」』の話を聞いて勉強会に参加したことがある。グループホームのこと、お金のこと、就労のこと、悩みが多すぎてどこも手つかずでうろうろすることしか出来ないけど、勇くんママは違う。障害年金や特児で支給されるお金を貯めて、親も貯蓄をしさらに人を集めてグループホームの経営を考えていたり、具体的で何かすごい人だな…と思った。

あとがきで松永さんが私たちの文化とその多様性について述べている部分があったけど、全くその通りだと私も思う。健常者も障害者も分け隔てなく過ごしやすい社会になってほしいと願う。

かなり読みにくい感じがあるけど、こういう本がある今は情報の時代だなぁ…と思った。有効な情報もなく手探りでどうしたらいいのか全然分からない…という少し前とは変わってきているように思える。『障害のある子の「親なきあと」』と併せて読むといいと思う。最近は二次障害について触れられている本が多くなってきていると感じた。

メモ:25歳独立説。重ね着症候群。二次障害。強迫スペクトラム障害。巻き込み。認知行動療法。インクルーシブ教育。ノーマライゼーション。グレーゾーン。
多様性について…←あとがきが素晴らしい。

レビュー投稿日
2019年5月22日
読了日
2019年5月21日
本棚登録日
2019年3月8日
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