虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

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本棚登録 : 11542
レビュー : 1547
著者 :
まっきーさん SF   読み終わった 

映画化されると聞いて「その前に読もう!」と思ったのに、読み終えるまでに8カ月もかかってしまった…。先に映画の方が良かったのかもしれない…。読みながら…「これ今、現実に起きていることそのまんまだ…」と何度も思った。驚きの連続だった。

3章あたりから馴染んできて読み終えるのが惜しくなった。伊藤氏の思念のようなものが漂っていて、どういう気持ちでこのストーリーを書いていたのだろう…と思うと、途中でつまってしまって涙が出そうになった。

わたしが感情移入できたのは、アレックス。あとはウィリアムズ。ルツィアとジョン・ポールも。
主人公は…最後のちょっと前まで迷彩色で透明っぽい。終り頃に主人公にだんだんと骨がついて肉が出来て人になっていく感じがした。

この作品を読みながら偶然にも宗教の本と経済の本を読んだ。宗教の本読んでよかった。あれを読んでいなかったら途中で挫折していたかもしれない。

膨大な量の『ことば/言語』の物語。ずっと余韻にひたっていたい。新しい作品がもう読めない…というのが残念でなりません。


●屍の上に築かれた、ぼくらの世界。374ページ

レビュー投稿日
2016年3月2日
読了日
2016年3月2日
本棚登録日
2016年3月2日
8
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