かないくん (ほぼにちの絵本)

4.09
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本棚登録 : 1654
レビュー : 180
著者 :
制作 : 松本大洋  糸井重里 
まっきーさん 絵本   読み終わった 

死は特別なことなんかじゃなく、日常の中にあることなんだと思えるようになったのは、40代になってからのように思う。ついこの間だ。


何だかとてつもない絵本だと思った。何がどうなのか、よくわからなくて繰り返し読みました。かないくんとうさぎを抱いたおじいちゃんが、向き合っているページあたりから気持ちがざわついて仕方がなかった。絵の力なのか、言葉の力なのかわからないけど衝撃を受けてしまった。絵本なのに直球過ぎて、そのギャップにびっくりした。

あなたはかないくんについてどう思う?
死についてどう思う?

って、むき出しの死というボールを突然 投げつけられたような気がして、不意打ちすぎて、何ともいえない気持ちになってしまった。『海と毒薬』を読んだ後も、こんな気持ちになった。……問いが追いかけてくる。

これについて君はどう思う?

と、投げかけられて、ずっと考え続けさせるパワーを秘めている絵本ってすごいなぁ…と思う。子供の時、こういう絵本に出合っていたら(いい意味でも悪い意味でも)ショックを受けていたと思う。ある程度 向き合えるようになった今、出合ってよかった…と思った。


いつか私もそこに立つ日がやってくるのね。
読み手に、その「始まり」を気がつかせるってすごいなぁ。子供ための絵本というよりも対象は大人なんだね。ズシッと迫ってくるものを感じた。

レビュー投稿日
2018年4月8日
読了日
2018年4月8日
本棚登録日
2018年4月8日
4
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