月のしずく (文春文庫)

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本棚登録 : 1504
レビュー : 191
著者 :
reader93さん 日本の   読み終わった 

時代背景は今より少し前、私たちの両親や祖父母の頃だろうか。それでも感情面でとても共感出来る。工場でパッキンを積むのが仕事のタツの想いを描く表題作「月のしずく」、故郷の中国を訪れるワンマン社長の想いを描く「琉璃想」が私のお気に入りです。

辛い時代を忘れる事で自分を保つ生き方、惨めな気持ちも淡々と受け入れる生き方、どの話も登場人物は地に足をつき一生懸命に生きています。彼らを抱きしめたくなる。

この本、読み終えたら図書館に寄付しようと思っていたけれど、しばらく手元に置いておく事にしました。自分が年齢を重ねたからこそ味わいを感じられる本だと思う。

レビュー投稿日
2015年5月23日
読了日
2015年5月23日
本棚登録日
2015年5月23日
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