著者は既に亡くなっているが、彼のことを知りたくて手にとってみた。
エベレストでの凍傷から復帰し見事に次の山を登ったところで本は終わっている。
メディアが彼をどうこうしたというのは分からないものの、彼の夢に対する感覚は文字通り本物で、「こだわり」でなく、夢や希望のためともいえる。その夢の登山がなくなることは耐え難いということが伝わってきた。
本には何度も山の先輩の話が出てくるし、トレーニングや準備もしっかりとしているとある。凍傷についてもネットの誤解が多いという記述もある。そのとおりなのだろう。
著者の話を一度だけ聴いたことがある。あまり正確に覚えてないが、本書にある通り弱い自分をさらけ出してもチャレンジしていくというところが多くの人の心を動かしたんじゃないかと感じた。
ありがとう。
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- 感想投稿日 : 2021年8月19日
- 読了日 : 2021年8月18日
- 本棚登録日 : 2021年8月18日
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