なぜネギ1本が1万円で売れるのか? (講談社+α新書 835-1C)

著者 :
  • 講談社 (2020年10月22日発売)
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本棚登録 : 155
感想 : 13
4

面白い。

タイトルがキャッチー。

文字通り泥臭くやっている著者が、ネギにかけた想いが伝わってくる。面白いのはこの時、想いであればビジネスはそこまでというのもあるのだが、ガンガンそこをビジネスにしていくのが見てみて気持ち良い。

一章では消費者金融というところでやや引いてしまったが、100%努力であるところがやはり面白く、そのままネギでも結果を出せるというところにもっていったのがやはりすごいと思う。

アンチテーゼではないが、では自分が出来る人は人の教育はどうだろうかというところで、やはり最初は色々あったように思うが(翌日にだれも来なかったくだり)、その人の適性を見てコミュニケーションしていくところはさすがといえる。

あとはやはり、ネギ以外の副収入としてのトライアルも非常に面白い。成功している、例えばモナリザや真の葱のようなものはすごいので、それだけ見るととても失敗をしているようには見えないだろう。だがしかし、失敗もめちゃくちゃしているからこそ、いくつかの成功を得られている。これはもう著者の生き方ややり方がそのままといえるが、それくらいやらないと捉えるのでなく、どこならスイートスポットとして無理なく、それこそ楽しみながら出来るか。そこを探るということに力を入れたほうが良いと再確認出来る。

ネギで10億の売上。ぜひ見てみたいと感じた。
見かけたらネギも買ってみます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年9月6日
読了日 : 2021年9月6日
本棚登録日 : 2021年9月6日

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