アメリカインディアンの教え (扶桑社文庫)

  • ニッポン放送出版 (1994年1月1日発売)
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感想 : 18

矛盾に抵抗を覚えたことを思い出した。
自分ができてないことでダメ出しをされるとどうしても抵抗してしまうのだ。

杖を挙げて犬を呼ぶ
言葉ではなく態度から本心を悟ってしまう。
言葉と行動が違うと戸惑ってしまう。

自律性を獲得した人間は「重いなぁ」という時は本当に重いのであり、その意味しか含まない。
手伝って欲しければ「手伝って」と言う。
そこで「疲れている」と言い返されれば、「こっちも疲れているけど運んでいるんだよ、お前1人が疲れているんじゃない」と言い返すだろう。
依存心強い人は、「重いなぁ」に手伝えの意味を込める。

他人事ながら某ユーチューバーの長男とか典型的な良い子に見えるので、余計なお世話とわかりつつもつい心配してしまう。
「僕は反抗期なんかならないよ」とか危ない反応だと思うんだよね。

少差異のナルシシズム
近いからこそ少しの違いも許せない
あまりにも大きな違いには人は敏感に反応しない

公平な中で育った子供は、公平を学ぶ

あなたの愛を与えることはできても、あなたの考えを与えることはできない。子供は自らの考えを持っているのだから。

しかし、なぜ、あなたが何者であるかをあなた自身に向かって証明するために、あなたは私の人生を使おうとしたのか?
あなたが考えるように私が考えない、あなたが見るように私が見ないからと、私を非難するとき、あなたは私を反逆者と呼ぶ。
あなたの信念は私を拒否するとき、実はそのたびにあなたのほうが私の信念に反逆していたのです
親が子供を親不幸者と呼ぶとき、実は自分こそ子供をまったく愛していなかったということに気がついていません。

子供は親の無意識を感じとる。
自分を受け入れられない人は他人を受け入れられない。

親に対する言及だが、子もまたゆくゆくは自分の身を振り返らなければならないもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2020
感想投稿日 : 2020年4月13日
読了日 : 2020年6月11日
本棚登録日 : 2020年3月13日

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