どんぐり

  • 灯光舎 (2021年3月3日発売)
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本棚登録 : 71
感想 : 6

シンプルな装丁でありながら、三方の小口が表紙と同じ色に染められいて目を惹く。

見返しのともしびのマークの炎はくり抜かれ、大扉の色が炎を覗かせている。

重くなく自然と馴染むので、何度も手に取りたくなる。
本に灯る明かりが、ふわりと心に揺れる温かみのある本。

『どんぐり』は哀しいお話で、『団栗』のことなど、はその解説のようなものだったけれど、とても読ませるものだった。

この間に挿入されていた『コーヒー哲学序説』が異色のように感じたが、これが非常に良かった。
ちょっと丁寧に淹れた一杯の珈琲を頂くような心持ちで、また読み返したいような作品。

香りたつ、文学。素敵です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月30日
読了日 : 2021年6月29日
本棚登録日 : 2021年6月29日

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