複合大噴火 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2013年9月3日発売)
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感想 : 4

1783年(?)に浅間山とアイスランドのラキ山が噴火→火山灰が北半球を被い,その後数年間の地球規模の農作物の不作→大飢饉の原因のひとつになった.
日本では天明の飢饉,田沼意次の失脚→松平正信の台頭,フランスでは小麦価格が暴騰→食料(=パン)不足→フランス革命に繋がったと.
「火山噴火」じたいはそれほど詳細に記述がある訳ではない.その後の食糧不足,それによる市民の悲惨な状況→世の中・政治の変化のほうがメインか.
※歴史や環境学の専門家からみると,「これはちょっと問題..」という論調が多々あるのだろうが,話としては面白かった.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2014年10月22日
読了日 : 2014年10月22日
本棚登録日 : 2014年10月22日

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