夏休みの宣戦布告が紛れもなく「鮮やかな正解ルート」であったのと較べると、今回はだいぶ荒れた道を走ったというか……もっとスマートで爽快感のある解法があったはずの謎を、メタ読みとゴリ押しを駆使して証拠集めして、最後はしらみ潰しでようやく正解にたどり着いた感じ。
着地を巡る作者の迷いの一端は“あとがき”にも触れられていましたが、二人が自分たちで勝手にハードルを上げているあたり(子供たちが付き合って別れるぐらい大人ならどうとでも対処出来ます)を含めて、めんっっっどくさくて大変よろしかったです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月6日
- 読了日 : 2022年7月6日
- 本棚登録日 : 2022年7月6日
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