前半を引っ張った謎に関心を持てなかったこと、後半にその場の辻褄を合わせるためだけに「人の死」という設定を導入した点にあまり良い印象を持てなかったことで、読み進めるモチベーションがたびたび停滞した。
それなりに構想を練り込んだ内容ではあったので、シリーズ物としてやるのであればキャラクターの扱いも馴染んできた第4巻くらいの頃合いで満を持してぶつける感じの話だと思ったのだけれども、それを下地の出来ていない第1巻にもって来てしまうのは、続刊の保証がない競争の中で余裕のなさの現れなのかなー、などと考えてしまう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月14日
- 読了日 : 2022年9月14日
- 本棚登録日 : 2022年9月14日
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