運命交響曲殺人事件

  • 文藝春秋 (1984年6月14日発売)
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感想 : 3
4

 素直に面白かったです。最初は、殺人予告としてインパクトがあるから「運命」なんだと思っていたのですが、ちゃんとトリックにも「運命」である必然が埋め込まれていて、結構満足。<br> ただ、謎解き役が彼だったのは納得がいかない。それって反則〜、と思いました。割とよくあるパターンですが、どうしても作者が行き詰った挙句の策にしか見えないので、読者としてはややげんなりします。<br> あとは、殺人動機。冒頭で匂わされているようなひどい後味の悪さは、どうしても感じられなかったのです。時代の違いなのでしょうか。そこはやや残念。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・その他
感想投稿日 : 2007年2月2日
本棚登録日 : 2007年2月2日

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