素直に面白かったです。最初は、殺人予告としてインパクトがあるから「運命」なんだと思っていたのですが、ちゃんとトリックにも「運命」である必然が埋め込まれていて、結構満足。<br> ただ、謎解き役が彼だったのは納得がいかない。それって反則〜、と思いました。割とよくあるパターンですが、どうしても作者が行き詰った挙句の策にしか見えないので、読者としてはややげんなりします。<br> あとは、殺人動機。冒頭で匂わされているようなひどい後味の悪さは、どうしても感じられなかったのです。時代の違いなのでしょうか。そこはやや残念。
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カテゴリ:
小説・その他
- 感想投稿日 : 2007年2月2日
- 本棚登録日 : 2007年2月2日
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