短編ホラー。まごうことなくエログロ。
内容・雰囲気は「読んだことはないけど、カストリ誌の雰囲気とかってこんな感じじゃないかな」というもの。挿絵も無夜のイメージではそんな感じ。
いかがわしさが見世物小屋風。無夜が気に入った『鬼子血飲児数え歌』なんて二十年前の紙芝居みたいじゃないですか。
で、
表題無視して『鬼子血飲児数え歌』の内容説明。
異常な近親相姦をしているとある旧家。
どれぐらい異常かというと、ばあちゃんがいます。息子との間に孫息子を二人作りました。が、あまり出来がよくないので、孫と間に作った子供を妊娠中です……。すげー(感歎)。じいちゃんが、っていうのならわりかし見かける話ですけどねえ。
後継ぎ息子(孫息子)が女装して男と情事に耽るよーになるのは無理ないかな。こんな母兼祖母がいたんじゃ。相手は比較的まとも。血族じゃないから。ただし、年食ったおっさんで、彼を「嬢様」とか呼ぶ。
紙芝居みたいだと思ったのはあたりで、作者は演劇界の異才らしい。1988年に別の出版社から出ているというから、やっぱりねと思った。
ついで時たま日本語がおかしいです。でも許してあげましょう。彼は演劇界の異才なんですから。小説家じゃないと思えば許容範囲です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2011年5月25日
- 読了日 : 2011年5月25日
- 本棚登録日 : 2011年5月25日
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