新書にて購入
ファンタジー。ライト。中華風。
幼い姫の視点で、世界が描かれているのに、裏工作、根回し、遠くまで見通している何人もの、それぞれの都市の権力者達。そんなのばかり、わらわらわらわら。
内容が、濃い。
一年に一作しかでないので、ファンがじれてるこの本。
中原の、戦う出稼ぎ王子様が出てきた。(豪快だ。火攻めで山火事おこす。
戦い慣れしている。
今回の名セリフ。
この前の戦争で、お金は三年分の予算を使い込んでるから、自分たちだけでは戦争できないという将軍と大臣。
カラが呆れると、大臣が優しく言う。
「カラ、一度、言ったよね。戦争には思ったよりお金がかかるって」
うーん、生々しい(笑
戦のためにかり集められた兵士に戦場を与えないと志気が下がるとか。
いろいろと、細かな描写があって、本当に、これは戦記物っぽい。その上で、政治が込み入っていて、濃い。なんやかやといって、リアルなのですよね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2011年5月29日
- 読了日 : 2011年5月29日
- 本棚登録日 : 2011年5月29日
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