≪作品紹介≫
貧しい御家人・勝小吉の長子として生まれ、少年時代は剣術と学問の修業に励んだ勝麟太郎(海舟)。しかし時代状況は彼に実力を発揮すべき場所を与えてゆく。幕府海軍の育成に尽力する一方、坂本龍馬らをも育て、やがて咸臨丸での渡米、開国、大政奉還から江戸無血開城へ…。明治維新を推進した幕臣の波瀾の生涯を描く長編小説。
≪感想≫
勝麟太郎が幕末で日本に果たした役割がよくわかる。階級制度の厳しい武家社会で、づけづけとものを言うのは勇気がいることだと思うが、幕末の人物で名前を残した人たちは、海舟に限らず、みな同様に感じる。それだけ、説得力があるので、上司も聞かざるを得ないのだろう。そのあたりは大いに見習うべき。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
幕末
- 感想投稿日 : 2012年10月10日
- 読了日 : 2012年11月27日
- 本棚登録日 : 2012年10月3日
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