2000年刊行。著者は日本文化研究センター教授。ホモ・サピエンスに最も近い人類ネアンデルタール人。一般にヨーロッパが主戦場だったネアンデルタール人の発掘であるが、本書は西アジア(シリアなど)での発掘で得られた動物化石・石器製造場・種子化石、さらには子供の復元作業などを通じ、ネアンデルタール人の文化的な側面と発掘の実像を明らかにする。そして、それにも増して、ホモ・サピエンスのみならず、ネアンデルタール人の大陸間の移動・踏破の痕跡たる西アジア遺跡の意義も明らかにしていく。
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年1月12日
- 読了日 : 2017年1月12日
- 本棚登録日 : 2017年1月12日
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