2007年刊。著者は東京大学史料編纂所助教授。◆武田信玄・勝頼の古文書・書簡などを題材に、戦国時代の文書の読み方、解読の手法を解説しつつ、補足的に信玄・勝頼の政策について、著者の反通説的見解を一部開陳するもの。◇本書では、偽書分析、古文書読解術が興味深い。また、元亀2年には信玄は三河攻略はしていない点、信玄死後相当経過して、勝頼は上杉景勝と呼応するように信長に和議を申し出ている点(ただし、勝頼と景勝が一致して行動できているわけではないし、信長には一蹴されている。)は新奇か。
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- 感想投稿日 : 2017年1月20日
- 読了日 : 2017年1月20日
- 本棚登録日 : 2017年1月20日
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