2014年刊。著者は毎日新聞東京社会部記者。
タイトルどおりフクシマ被災者の支援に関する政府対応の内実を開陳する書で、主に2013年以降の模様を叙述する。
細かく挙げればきりがないが、被災者への政府対応の余りの酷薄さに口があんぐりと。悲しくて呆れて言葉もないほど。
そして、かような事態に対し(否、かような事態ゆえに)金の節約と、情報の隠蔽を第一義にしてしまっている官僚の稚拙さ、そのような事態を生む日本の国力の無さの現実(借金漬けの日本にあるはずもないが)に…。
ただし、かような書で声を上げ続けている著者には敬意を。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2016年12月24日
- 読了日 : 2016年12月24日
- 本棚登録日 : 2016年12月24日
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