宮本武蔵 2 (講談社文庫 よ 1-2)

  • 講談社 (1971年7月1日発売)
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感想 : 2

 吉川栄治「宮本武蔵」第2巻。
 又八の裏街道の流離がここに始まる。そして、ライバル佐々木小次郎登場、吉岡清十郎のボンボンぶりや朱美の悲哀、おばばの盲目愛に武蔵は苦悶するなど、京都を主要な舞台として、武蔵を彩る人物が邂逅する。
 一方、武蔵は、柳生の里を後にして旅路を急ぐが、関ヶ原後に倒した辻風天馬の弟、分銅・鎖鎌の名手辻風黄平こと宍戸梅軒と相対する。そんな武蔵を追い続けるお通と城太郎も道行く先での受難続き。
 そして、正月を迎え、武蔵は京都に舞い戻り、吉岡清十郎との洛北蓮台寺野での決闘に臨む。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年12月30日
読了日 : 2016年12月29日
本棚登録日 : 2016年12月29日

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