敗戦、そして、即時停戦の大本営命令を携え、満州の長春(新京)、シベリア抑留へ。戦後、辛酸を舐めた元大本営参謀の戦後の来し方を描く小説。
著者の言かは定かではないが、数多登場する旧軍人に対し理想の軍人像を投影しているきらいが強い。また、主人公には明確なモデルがいるが、シベリア抑留や戦後の処し方は複数の人物から反映されたものらしく、当然だが人物造形はフィクション。全4巻中の1巻。
シベリア抑留生活から近畿の繊維を主力とする商社入社、次期防空戦闘機納入を巡る商社幹部・防衛庁の暗躍のさわりまで。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年1月24日
- 読了日 : 2017年1月24日
- 本棚登録日 : 2017年1月24日
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