真田太平記(十二)雲の峰 (新潮文庫)

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本棚登録 : 872
レビュー : 80
著者 :
reinouさん 小説   読み終わった 

 死に場所を得た幸村。
 しかし、家臣・領民、そしてその家族を支える真田家の存続は果たさねばならない。それは残された者の責務である。信之は小藩ながらも、父弟がなし得なかった目標を果たすべく、忍従の日々を送る。
 お江もまた、幸村が望んだであろう信之の安泰を図るべく力を尽くす。

 ただ、讒訴の種は尽きるものではない。冬の陣後の幸村との邂逅がまさにそれ。辛くもそれを逃れるが、秀忠の骨髄までの恨みは晴れることなく、ついに、住み慣れた地、上田から転封の沙汰が届く。
 
 父弟からバトンを受け、「領主として生きねばならぬ」信之は、涼やかな表情を持ちつつ、お江に見送られながら、松代に歩みを進めていく。

レビュー投稿日
2016年12月14日
読了日
2016年12月14日
本棚登録日
2016年12月14日
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