原子炉時限爆弾

4.08
  • (46)
  • (49)
  • (23)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 432
レビュー : 69
著者 :
reinouさん ノンフィクション   読み終わった 

2010年刊。この刊行年が全てを物語る。本書は「フクシマ」を予言した書であったのだ。つまり、一定の証拠に基づいて合理的な推論を行えば、「フクシマ」には帰結しえたことになる。過去形というのが痛すぎる現実であるが…。ともあれ、一読の価値は高い。というよりぜひ読んで欲しい。また、地震・津波以外の原発の問題点も触れられ参考になる。それと本書が「御用学者」と批判する人々の名は心に刻んでおきたい。なお「SF作家」といった他人の揶揄・誹謗中傷に負けず、またあきらめることなく自説を貫徹し続けた著者に心から敬意を表したい。
先に読破した「ウィキリークス」関連書で、言説の信憑性を検討する上で、主張者の展開する議論の内容やターゲットが要因となって、自身に不利益が生じる場合、その言説は信じるに値するという説を紹介していた人がいたが、本書・本著者はまさにその最たるものとの感を強くする。

レビュー投稿日
2017年1月19日
読了日
2017年1月19日
本棚登録日
2017年1月19日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『原子炉時限爆弾』のレビューをもっとみる

『原子炉時限爆弾』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする