「わかる」のしくみ―「わかったつもり」からの脱出

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本棚登録 : 63
レビュー : 7
著者 :
reinouさん 研究書   読み終わった 

1997年刊行。宮城教育大学教授が「よりよくわかるためにどうしたらよいのか」という命題に対し、どうすれば「わかったつもり」から「よりよくわかった」となるかという点を軸として、説明・回答したもの。主として、文章の解読に関する。文章読解は、文章自体や読み手の知識から生じる統一的な文脈を羅針盤としつつ、文章や読み手の知識によって、省略部分(省略は不可避的)の意味充填や、文章間・段落間の関係性を補充理解する作業と見るようだ。この作業がより精緻になっていくプロセスを文章が「わかる」と解釈する。具体的な説明には好感。

レビュー投稿日
2017年1月8日
読了日
2007年7月22日
本棚登録日
2017年1月8日
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『「わかる」のしくみ―「わかったつもり」からの脱出』のレビューへのコメント

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再読情報 [2回]

  • 2009年2月2日

    本著者の「わかったつもり」(光文社新書)もほぼ同一のことを記述していたように思う(絶対とまではいえないが)。立ち読みした時、同じことを叙述していたように感じたから。

  • 2012年4月19日

    一気に再読。①自身の知識・記憶(経験から得られるものも含むだろう)を増し、②文章の関係性に関する多様なストックが得られれば、文章の読みは一層芳醇なものとなるに違いない。①②は、文脈の設定方法の多様化にも寄与するもので、この点でも解釈の多様性を導きうるだろう(特に、省略することが予定されている文学的文章)。

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