人間関係の距離感はいつの時代も、どんな年齢になっても難しい。男女であればなおさら。
そして、性や嫉妬、あるいは独占欲が絡むならなおさら。
安定の中に潜む地雷に慄く(春)。
抑えても抑えきれない恋心と自分の人生の道標との矛盾に茫然自失(夏)。
自分の見ている目線と他者が見ている世界とは異質だと気づく(秋)。
相手を想い遣る傍ら、それと悟られぬように機会を伺う(冬)。
四者四様の迷走と困惑が見て取れる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年1月1日
- 読了日 : 2017年1月1日
- 本棚登録日 : 2017年1月1日
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