2000年刊行。
現代社会において、家族はそこにあるものではない。まして、家族に自然となっていくものでもない。
家族とは、その構成員が、「(不断に)するもの」なのだ。
ところが、現代日本では、その家族を「する」ことすら解体しているのではないか?。
この疑念に対し、現代日本住居の間取り、玩具(特にリカちゃんハウス)、食卓の風景などから解読する。
確かに、実証分析とは程遠い叙述なのだが、その記述内容は、不思議なほど実感にそぐう。
本書の読後感は、良い意味での気色の悪さである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年1月5日
- 読了日 : 2017年1月5日
- 本棚登録日 : 2017年1月5日
みんなの感想をみる