扉のない部屋 (角川ホラー文庫 501-2)

  • KADOKAWA (1994年10月1日発売)
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本棚登録 : 12
感想 : 1

スイス・アルプス山中でスキーをしていた英国人のジム。誤って製薬研究所の敷地に紛れ込んだ彼は、警備員に殺されそうになるところを助けられるが、代わりに中枢神経興奮剤の新薬“EPL”を注射されてしまう。彼は知らないうちに薬の人体実験に使われるようになり、肉体と精神に異様な変調をきたす。そして製薬会社のお家騒動に巻き込まれてしまう……。

“精神障害期の幻覚”描写が何度も挿入されるので、そのイメージに浸ることが出来れば楽しめるのだろうが……悲しいかな、現実世界の描写との境界があいまいにも思え、「どーもわけのわからん作品」に感じてしまった。スイス、ロンドン、東南アジア、パリetcと舞台が色々飛ぶということにもその一因があるかもしれぬ。今一つわかりにくい作品だった。迫力だけは感じたんだが。

自分の読解力不足はこの際、棚に上げておく(汗

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ホラー/怪奇幻想
感想投稿日 : 2010年4月26日
読了日 : 2010年4月14日
本棚登録日 : 2010年4月14日

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