川を覆う闇 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2006年5月10日発売)
2.87
  • (2)
  • (1)
  • (7)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 38
感想 : 6
2

“驚天動地のナスティ・ホラー”と謳ってるので期待した……割には、不潔さやグロ描写を同じような表現で繰り返しているだけで、神経にこうピリピリ障って鳩尾あたりにえづきを覚えるような感覚はなし。正直ラーメン食べながらでも読んでいられる程度。
うむー、己の感覚が麻痺しているのか、筒井康隆や田中啓文のように皮膚を裏側からなでられるような不快感を求めるのがいかんのか。
また、主人公の婚約者で本編のもう一人のヒロイン役たる春奈にしても、特徴的な性格付けや、その原因である過酷な生い立ちというかバックボーンを持っているにもかかわらず、それがあまり展開に反映されていない。

むしろ(登場人物の)森志穂子の記憶の部分の描写の不快さ、これは『夏の滴』で見せた凄まじいいじめ描写に通じるものがあり、ここが一番ピリピリしたところかも。

ラストの一気の展開には一瞬ぽかーん。こういう風に持ってきましたか……あらあらあらw

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内ホラー/怪奇幻想
感想投稿日 : 2010年4月10日
読了日 : 2007年10月15日
本棚登録日 : 2010年4月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする