TwitterのTLで気になって手に取りました。不思議な読み心地の作品でした。ドゥルーズの修士論文を書く「僕」の大学生活と哲学的論理思考が展開されてゆく。ゲイであることの視点=身体論なども新鮮な思考に触れたように感じました。一人称で書かれた小説であるのに、唐突に三人称視点が挿入される点も巻末の町屋良平の論考が無ければその意味が理解できませんでした。とても面白かったです。他の作品も読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2022年9月23日
- 読了日 : 2022年9月23日
- 本棚登録日 : 2022年9月23日
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