人魚の嘆き・魔術師 (中公文庫 た 30-11)

著者 :
  • 中央公論新社 (1978年3月10日発売)
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谷崎の初期作品。「人魚の嘆き」と「魔術師」はどちらも大人のための童話といった趣きがある作風で、豪華絢爛に飾り立てた文章で構築されています。話の筋は単純だけれども、贅の限りを尽くした煌びやかで色彩豊かな言葉によって物語に不思議と奥行が感じられます。作品の評価はあまり高くないようですが、谷崎らしい美意識に貫かれた本作は個人的にはお気に入り。ビアズレーふうの挿絵も素敵です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2022年7月10日
読了日 : 2022年7月10日
本棚登録日 : 2022年7月10日

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