文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫 き 39-13)

著者 :
  • 講談社 (2009年6月12日発売)
3.73
  • (184)
  • (269)
  • (300)
  • (40)
  • (7)
本棚登録 : 3226
感想 : 177
4

えー切ない……切なすぎる……。
読了した時に何だか魍魎の匣のあのシーンを思い出してしまったのは私だけでしょうか。

前回の話と違って今回の話はまぁ登場人物が多い多い。
色んな人の色んな目線で色んな話が語られる。
正直前半は「話は動くし面白いんだけどこれちゃんと着地出来るの?どこに向かってるの?」なんて思っていたのですか、徐々に話が繋がり始めてからはもう一気読みでした。

あの人の行動に関しては多分世間一般では山下さんのような反応が正しいんでしょう。
でも私、今回の件に関してはちょっと感情移入してしまって……というか気持ちが分かりすぎてしまったのでもう独白のシーンは何とも言えない気持ちになりながら読みました。
分かる、分かるよ、そうだよね、始まりは純粋な気持ちだったんだよね。
まぁでも流石に許されることではないよなぁ……最後に罰は下るけども。

今回、榎木津の大人な面を見ることも出来て満足なのですが、やっばり榎木津はあのいつもの傍若無人な感じが一番似合うなー!もっともっと暴れて欲しいなー!暴れてこそ榎木津礼二郎だ!とも思ったわけです。

あとさ、榎木津。
名前ちゃんと分かるんじゃんね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 京極夏彦
感想投稿日 : 2023年11月9日
読了日 : 2023年11月9日
本棚登録日 : 2023年11月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする