青い眼がほしい (ハヤカワepi文庫)

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本棚登録 : 492
レビュー : 39
制作 : Toni Morrison  大社 淑子 
ごじさん Literature-North America   読み終わった 

「秘密にしていたことだけれど」と少女は貴女に内緒話を打ち明ける。秘密を共有させられた者は義務を負わされる。その義務とは一義的には秘密を保持することだが、しかし少女が勇気をもって挙げた声の伝える秘密は実は秘密でも何でもなく、実は周知の事実だったら、大人には一体どんな反応を取る余地が許されているだろう?秘密を共有することで共犯者になる蜜のような快楽に溺れず、私に一体何ができるか?後は考え行動するしかない。差別という公然の秘密を前に、今の自分に何ができ、何をすべきか?自分が自分であることに喜び、祝福する子供の素朴な世界は何も間違っていない。その世界が毀たれないようにするために。これはアメリカでだけ発生していることではない。

レビュー投稿日
2018年1月15日
読了日
2018年1月11日
本棚登録日
2018年1月3日
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