初めて万城目学作品を読了できた。
地獄の釜のような暑さの夏と、底冷えする冬の京都が舞台。京都ならあるかも知れぬと、思わせる不思議な物語。
心が無いと彼女に振られた主人公の心が揺さぶられる哀しい物語でもある。
ふざけた感じで始まる物語が最後は「生きたかっただろうな」「俺たち生きてるって言えるかな?」って感じになります。
大学生カップルの彼女が先に就職すると、大体男は振られるは、あるあるである。
万城目学作品は何度もトライしたのだが、モルホーや鹿男、しゅららぼんの世界に入っていけず断念していました。ところが今作はファンからすると物足りない感じですが自分にはちょうど良い味付けでスープまで飲みきれました。
色んな万城目学作品に再度挑戦しようと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年6月16日
- 読了日 : 2024年6月16日
- 本棚登録日 : 2024年6月16日
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