SG班と称されるグループが県警内にはびこる不正組織を壊滅する痛快な物語だが,それにしてもグループメンバーのキャラクターが素晴らしい.中村,秦野,漆間,後藤田,國松の5名が,徹底ないじめでうつ病にされたあげく,自殺と見せかけて殺された同僚の復讐をする,地道な活動で証拠を積み上げていく過程が面白かった.ターゲットになった山本以下の幹部のやり口はフィクションとはいえ,真に迫ったもので,このような事案が警察内にはあるのでは想像した.緻密な記述が延々と続くが,楽しめた.
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2016読破
- 感想投稿日 : 2016年7月3日
- 読了日 : 2016年7月2日
- 本棚登録日 : 2016年6月22日
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