大統領に告ぐ 新橋署刑事課特別治安室〈NEO〉

  • KADOKAWA (2019年3月20日発売)
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感想 : 6
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訪日する米大統領の暗殺計画を察知し、それを阻止すべく活動する新橋署刑事課特別治安室(NEO)の話だが、 70年代の過激派の解説を懐かしく読んだ.深町陽は中東に渡って様々な事件を起こした伝説的な春の息子で、余命いくばくもない母からの殺人指令を得て実行する.最後が米大統領.NEOの久世、黒澤、堤は怜悧なキャリア宮本紀子の下に、元過激派の宇喜多修と接触.さらに収監中の甲斐宗太郎も巻き込んで、陽の動きを探るが、暗殺決行地がつかめない.春の言葉から武田次郎を割り出した宇喜多が強烈な拷問で次郎から場所を聞き出す.決行の場面はスリル満点で一気に読んだ.甲斐と宇喜多の信念には奥深いものがあるように感じた.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2019読破
感想投稿日 : 2019年12月2日
読了日 : 2019年12月1日
本棚登録日 : 2019年11月20日

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