身元不明 特殊殺人対策官 箱崎ひかり

著者 :
  • 講談社 (2015年5月13日発売)
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本棚登録 : 175
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地下鉄の駅のアクアリウムに浮かんだ水死体、コインロッカーのスーツケース内の窒息死体、パウダールームにあったミイラ化死体.箱崎管理官と浦安巡査部長がコンビで捜査を開始するが、箱崎は若い女性キャリアで浦安は定年間近のオジサン刑事.箱崎の迅速な動きにかろうじて付いていく浦安だが、ベテランとしての矜恃も在る.第4第5の殺人も予測されるなかで、箱崎は犯人を確定する.p255~281の箱崎の推理は秀逸だ.一風変わった人物の支援を得ながら、逃亡寸前の犯人を成田空港で捉えて、真相を明らかにする場面が良い.でも、精密な機械を分解していくような感じの読後感だ.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2015読破
感想投稿日 : 2015年11月4日
読了日 : 2015年11月4日
本棚登録日 : 2015年10月27日

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