アフリカでの野生生物を観察し続けている著者。
この本は、そんな中で見た「生」と「死」についてのエピソード。
他者の死を悼む象のはなし
母親を探してサイやコヨーテに近づいていく、はぐれた子ヌーのはなし
を読むと、著者は動物を「見ている」のではなく「感じている」のだろう、と思いました。動物に対する視点が違う。
絵は、ミロコマチコさんが描いています。
動物の発するエネルギーを感じさせてくれる絵は、この本にぴったりだと思います。
僕は、子どもの頃から動物が好きでした。
小学校に上がる前、お向かいの家で犬を飼っていました。その犬との交流が僕の動物好きの原点です。
幼稚園や保育園に通わず、バッタやトンボ取りをして遊んでいたことも、物言わぬ生き物たちへの興味につながりました。
羽仁さんの本を読みながら、いつの間にか自分を振り返ってしまいました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年11月18日
- 読了日 : 2011年11月18日
- 本棚登録日 : 2011年11月18日
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