ガーナの青年が、日本の酪農家に研修に来ます。
酪農家家族との交流から、異国の文化に触れた子どもたちの心の動きを描いています。
ガーナはカカオの生産地だが、現地の人は高価なチョコレートを食べられない。
そして、学校に通えない子どもたちが、カカオの収穫に関わっていることが多い。
そのことを知った「母」がフェアトレードのチョコレート買ってくるシーンがある。
フェアトレードについて、母は「カカオ生産者の収入もふやし、子どもたちをただ同然ではたらかせることをやめていくための、地道な活動よ。<中略> ほら、ここに書いてある『無関心は最大の敵』だって」「自分の生産したものをきちんとしたねだんで売ることができるって、よその国だけのことだけではないのよ。わたしたち日本の農家にとっても、ものすごくだいじなことなの。けっして他人ごとじゃないわ」
日本では、ペットボトルの水が牛乳と同じような値段で売られています。
考えさせられます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本・児童書
- 感想投稿日 : 2012年7月15日
- 読了日 : 2012年7月15日
- 本棚登録日 : 2012年7月15日
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