せいきの大問題 新股間若衆

  • 新潮社 (2017年4月27日発売)
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感想 : 8
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タイトルからしてセンスが際立っていてウケる。芸術における股間表現などを歴史的に丁寧に解説。そのほか全国各地に散らばる裸の彫刻たち(股間若衆)などを紹介するページでは、著者のとぼけた解説がとてもユーモラスで笑えた。男性のナニを奉る神社も面白い。旅行する機会があったらぜひ訪れてみたい。ろくでなし子さんの裁判に関する著者の見解も興味深かった。「◯◯◯と聞いても何とも感じないがむしろつんびーと聞くと…」ってとこが個人的にツボる。カバー袖の、楽器を奏でる若衆の写真を熱心に撮っている著者の姿に研究者としての姿を見た。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月20日
読了日 : 2022年10月20日
本棚登録日 : 2022年10月20日

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