愛と孤独

  • 創元社 (1984年12月1日発売)
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本棚登録 : 18
感想 : 2

孤独に沈潜し己と向き合うことで感情を発見し、その上で初めて愛に生きることができる。
孤独なき愛ではなく、愛に向かう孤独を。
そういった結論自体ではなく、描かれている葛藤に読み応えがある。「さみしさと孤独」「さみしさと出会い」「個人対集団」「正直さと真実」「素直さと思いやり」といった章題が示すように、似ていたり対立していたりする二項を引きながら、丁寧に言葉をふくらませていく。
とりわけ、さみしさと孤独、正直さと真実、素直さと思いやりの葛藤は読んで腑に落ちるものが大きかった。自分にとっては、集団との葛藤は比較的清算された問題で、自分との戦いが第一の課題みたい。
手元に置いておきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年12月23日
読了日 : 2012年12月23日
本棚登録日 : 2012年12月23日

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