語感トレーニング――日本語のセンスをみがく55題 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2011年4月21日発売)
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本棚登録 : 519
感想 : 43
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意味と語感。言葉を発信することが多くなった時代、今、に求められるものではないでしょうか。

言葉の内包を捉えたものは意味の拡張を促す。恐れる、怖れるの違いをそれによって把握することで、あえてそれらを混同した撞着的用法がありうる。

一方、実際に文章にしていく作業には外延的な定義が役立ちそうだ。「湯殿のシャワーが壊れた」という表現のちぐはぐさは、現実的な使われ方・用法の問題であり、内包的な意味内容からくるものではないからだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本語・文章
感想投稿日 : 2013年3月12日
読了日 : 2013年3月12日
本棚登録日 : 2013年3月12日

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