厖大な時間が鰐を本能の塊に仕立てて
しまったのだろうか?
愛情を押しのけて狡猾な言いわけを、
しながら欲望のまま恋人を食らうのは
人間の持っている業の凝縮した
姿そのものに思える。
後悔、虚無感、自殺願望、信仰…。
年老いた鰐を通して、生々しい命を
考えさせる深い一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年3月22日
- 読了日 : 2013年3月22日
- 本棚登録日 : 2013年3月22日
みんなの感想をみる