紫音と綺羅〈上〉

  • 光風社出版
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感想 : 3
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上巻は5人の作家がリレーでつなぎ、それぞれの作家の趣味で放射状に展開した物語を下巻で栗本薫が収束させている。
栗本氏のあとがき曰く「昨今(1990年当時)の新人作家の陥りがちなワンパターン小説に向けての反面教師」ということで、絶対にありえないという設定を重ねたそうだ。確かに近親相姦、アルビノ、古典芸能、政治権力、ロックスター、暴走族、と何かがこみ上げるほど胃酸過多な設定。栗本薫の敏腕筆でなくては下巻できちんと収束できなかったでしょう。これを読めば何が在りし日のスタンダードだったのかがわかりますよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(1946〜1991)
感想投稿日 : 2009年11月3日
読了日 : 2009年10月23日
本棚登録日 : 2009年10月23日

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