蒲生邸事件 (文春文庫)

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本棚登録 : 5709
レビュー : 595
著者 :
宮村陸さん 宮部みゆき   読み終わった 

何度目かの再読。最初のときはタイムトラベラー、二・二六事件の設定の巧妙さに圧倒されていたけど、何度も読むとそれぞれの登場人物の生き方に寄り添える。今回は蒲生邸のお嬢様珠子が未来から来た主人公の存在を知ってなお、暖炉の脇で刺繍をする姿に女性が人生を生き延びるしたたかな強さを見た。終章で登場人物がどんな戦中戦後を潜り抜けたのかが明らかになるが、何度読んでも号泣。ずるをせずに生きていくことの難しさと大切さを伝えてくれた。宮部さんと幸田文さんの共通点に触れた解説には「なるほど」でした。

レビュー投稿日
2014年3月17日
読了日
2014年3月17日
本棚登録日
2014年3月17日
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